神戸 須磨 でヘナ ができる 頭皮に優しいGON美容室のゴンでございます!
前置きが長くなってしまいましたが、本の紹介に入ります。
発達障害の場合、躾と言うか、やはり専門的なテクニックが必要かと思います。
普通に会話はできるものの、理解してるのか?
そして、こちらの話も聞いてるかどうかわからないです。
そして こう!って思ったら人の話は全く聞かず、自分の言いたい事だけしか言いません。
困った 困ったでは済まされるわけでもなく、親もいつまでも生きてられないですからね・・・・。
では本の引用です!
目次
最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門
鉄の不足によって、ノルアドレナリンやセロトニンの不足が生じているのに、表面的に訴える抑うつ感によってうつ病の診断が下され、鉄の補充が行なわれずに抗うつ剤を飲み続ている多くの患者さんがいらっしゃいます。
また、鉄の不足によってメラトニンが十分に合成されず、睡眠のリズム障害が生じているのに、何種類も睡眠薬を飲み続けている女性も多くいるのです。
Sさんの場合も、普通の心療内科や精神科を受診すれば、そうした薬剤を出されたことでしょう。
世の中の心療内科や精神科医が、鉄の不足をもっと正しく理解し、対処することができれば、より多くの患者さんの改善が得られるのに、と残念に思います。
Sさんが長年苦しんでいた多くの症状が、オーソモレキュラーによって改善した理由がおわかりいただけたのではないでしょうか?
オーソモレキュラーは、「この食べ物が身体に良い」などという、一般的に行なわれている食事療法やサプリメント療法とは違い、身体の中で行なわれている化学反応にたいし、薬を使わずにもともと身体にあった分子(栄養素)を積極的に補充することで、体調を改善させる方法です。
【症例2】Kくん/6歳・男児 : 広汎性発達障害
第3章 オーソモレキュラーの実際——症例から学ぶ
発達障害の子どもは腸内環境が悪いことが多い Kくんは、2歳ごろから発達の遅れを指摘され、3歳時に専門機関にて広汎性発達障害と診断されました。
2013年の初診時の症状は、単語を発することはできるが会話にならない、独り言が多い、同じことを繰り返し言い、オウム返し、音に敏感で、特に機械音が苦手、触られる感触を嫌がり、同年代の子どもと遊ぶことができないなど、発達障害のお子さんに特有の症状がありました。
絶版になってしまったのですが、発達障害などのお子さんへのオーソモレキュラーについて書いた私の著書(『子どもの「困った」は食事でよくなる』青春出版社)をお母さんが読んでくださり、当院を受診されました。
受診時のお母さんのご希望は、「コミュニケーション能力の向上」でした。
発達障害のお子さんのコミュニケーション能力の向上のためには、通常、療育(医療機関と教育機関が連携して、必要なトレーニングを行なうこと)という方法が用いられています。
Kくんも毎日、お母さんと療育に通いトレーニングを続けていたのですが、なかなか会話という分野では成果が得られていませ。
オーソモレキュラーでは、採血が可能な年齢であれば、積極的に採血を行ない、血液検査のデータから栄養バランスの乱れを評価し、食事指導とサプリメントを選択します。
Kくんは、3歳時の検査で、すでに鉄の不足を認めました。
また体内の酸化ストレスが高く、発生した活性酸素を消去する能力も下がっていました。
タンパク質の代謝は抑制された状態でコレステロールが低値であり、積極的に食事からのタンパク質摂取を増やす必要がありました。
鉄の重要性と、補充の留意点オーソモレキュラーでは、発達障害や自閉症のお子さんも治療に取り組まれます。
このようなお子さんの患者さんを検査すると、ほぼ例外なく鉄が不足しています。
そしてまた、発達障害のお子さんは腸の状態も悪く、便秘や下痢を伴うことがほとんどです。
このように腸の状態が悪いお子さんへの鉄の補充には、実はとても注意が必要です。
吸収されなかった鉄が腸内に存在することによって、腸内のカンジダを含めた悪玉菌が刺激され、さらに腸内環境を悪化させてしまうからです。
腸の環境と脳の機能には強い関連があり、「腸脳相関」と呼ばれているのですが、お子さんの脳の状態の改善には、腸の改善が必須になります。
腸の改善のためには、腸内細菌のバランスを整えることとともに、腸の粘膜を丈夫にすることを並行して行なわなくてはなりません。
後ほどさらに詳しく説明しますが、最近一部で話題になっている、吸収率を上げるために工夫された「アミノ酸キレート鉄」(フェロケルなど)を使用すると、腸粘膜に鉄が蓄積し、腸の粘膜のトラブルを起こす可能性があります。
つまりお子さんの脳の改善のための鉄補充は、キレート鉄ではなく、その時その時に吸収できるギリギリの量の「ヘム鉄」(これも後 ほど詳しく説明します)を用いた補充を選択すべきです。
鉄の不用意な補充によって腸内環境が悪化し、精神症状も悪化することがあるため、海外のサプリメントでは、鉄を含んでいない「アイアンフリー」ということを強調しているもの が多くあります。
そもそも海外には、鉄の補充をヘム鉄で行なうという概念がなく、通常の無機鉄(非ヘム鉄)を用いていたため、その弊害を考慮すると、アイアンフリーのほうが良いと考えられたのではないかと想像します。
そして鉄欠乏の改善のためとしては、自然の吸収経路を無視しているために大量に吸収される「アミノ酸キレート鉄」が作られたのではないかと想像します。
タンパク質の補充の際は、遅延型アレルギーに注意
さらに発達障害系のお子さんの場合には、タンパク質の補充にも注意が必要になります。
それは、発達障害のお子さんには、腸の粘膜が脆弱であるため、「遅延型アレルギー」という特殊なタイプの食物アレルギーが多く見られるためです。
通常のアレルギーは、「即時型アレルギー」といわれるもので、IgE抗体を介してアレルギー反応が起こります。
ところが発達障害のお子さんに多い遅延型アレルギーは、IgG 抗体によって起こるアレルギーになります。
遅延型アレルギーを知ることは治療上とても有効で、遅延型アレルギーの検査は非常に重要なのですが、残念ながら日本では検査されることはほとんどありません。
それどころか遅延型アレルギー検査はエビデンス(証拠)が不十分であるとされ、またアレルギー反応が陽性の食材を除去することによって小児の成長に支障が生じるという理由で、日本小児アレルギー学会では正式に否定しています(2014年発刊の『食物アレルギーハンド ブック 2014 子どもの食に関わる方々へ』)。
この日本小児アレルギー学会の注意喚起は、一部は正しいと評価できますが、残りは、検査データの解釈方法が間違っているために起こる誤解であることが明白です。
日本小児アレルギー学会では「推奨しない」と正式に表明されている遅延型アレルギー検査ですが、2011年、『ランセット』という医学系雑誌に、IgG抗体陽性の食材の除去によって、ADHDの症状が改善するが、IgE抗体陽性の食材除去では症状の改善が得られなかったという論文が報告されました。
多くの食材にアレルギー陽性が出る理由――腸の粘膜が炎症を起こしている Kくんの実際の遅延型アレルギー検査の結果を見ながら、この検査がどの ような意味を持つものなのかを考えてみたいと思います。
ここまで最近ではわかってきた
正直言って食べ物で?
と最初は思ったもののアトピーに関しても同じ事で、アトピーの方は腸の状態が良くないですね。
腸の状態を改善して行くことが非常に大事となってきます。
続く・・・・・・・。