息子の方は、当店の通販部の方で、サンプルを作ったり梱包材を用意したり、口の聞き方であったり、遅刻は厳禁とか挨拶をきちんとするなど、初歩の初歩を指導して、今は、スーパーで、とりあえずレジのバイトもできるようになりました。
バイトも楽しく行っており、給料をいただくことで、自分の欲しいものを自分のお金で買える喜びを覚えたみたいで嬉しく思います。
今は、バイトも楽しく行っていますが、ほぼ人間関係の問題がないから行けており時間も短いからです。
この先、バイトではなく仕事となると、長い時間、職場の仲間といるようになってきます。
そうすると、色んな所でボロが出てくるようになります。
事務仕事が出て来たり、社員として意見を求められたり、責任のあるお金の計算など(〆など)も当然出てきて、他の人と接する機会も増え色んな仕事をする事でしょう。それがバイトでは違い社員の仕事です。
すると色んなトラブルが出てくることになります。
以前の記事にも書きましたが、学校の仲良し教室では浮いてしまい、通常のクラスだと、ついていけません。
障がいのある方の福祉施設の作業だと浮いてしまい、通常の会社だと一般の人にはついていけません。
その丁度、中間にいます。
人がいとも簡単にできる事が出来ず、人が困難を示すことが簡単にできます。
ピッタリと合う職場があれば良いですが、そんな幸運は稀です。
今の、このご時世なかなかそんなところには当たりませんね。
NPO EDGE(エッジ)と言う 素晴らしい所もあります。
将来的に息子のような丁度、中間地点にある子が就職する際に、何か出来ることはないか?と考えました。
見た目は普通なので、仕事を選ばない限りいくらでも働く場所は存在します。
けど普通に就職できたとしても、人間関係の問題や責任のある仕事を任された時に、必ず大きなミスを起こします。
ミスは普通の人でも当然ありますが、この問題を抱える子には、色んな角度から説明してあげないと理解が出来ないのが現状です。
理解できないまま仕事を続けていくと、仕事では厄介者になってしまいます。
そして、辞めては探し、辞めては探し、最終はバイトでニート・・・・・。目に見えています。 と言うか見てきました。
となると、就職する前の「訓練を兼ねた仕事」場所を作ってはどうか?と考えました。
今まで一緒に仕事をした中で、発達障がいを持つ人が数名いましたがもし、ある程度の訓練をあらかじめ受けていたら、仕事も続けられた可能性が非常に高いです。
例えば、このタイプの人は、(もちろん皆、同じではない)同じ間違いを何度も何度も繰り返します。
ひどい時は10回以上指摘されても同じ間違いを繰り返します。
同じ間違いを10回以上されて、相手が「何が悪いんですか?」みたいな態度をされると、注意する方は、だんだんと精神に異常をきたしてしまいます。もしくは僕のように胃潰瘍になったり、相当なストレスを抱えるようになります。
こんな場合は、2度同じ間違いをした場合は、
①●●な、こういった事を改めて考えてみましょう。
②●●な、このような事は大丈夫ですか?
③●●な、やり方をしたら誰が困りますか?
などなど。
あと、何度言っても、どうしても忘れてしまう。
①昨日注意されたことを朝に確認しよう。
②携帯のアラーム機能を使おう。
③付箋で目につくところにおこう。
相手のしぐさなども観察し、この場合は
①こうした方が良い
②この場合は、こんな時がある
③不明な点は、一度聞いてみよう。
などなど、あらかじめ、訓練して身についていたら事が起こっても対処できます。
しかしながら、大人になってしまい20歳も超えてしまうと、なかなか人の言う事は聞けません。
というのも、ミスや間違いをした時に行う自己防衛法を学び、すべて自分が悪くなく、相手が悪いという他責を学んでしまうからです。
全て他責にすることで、自分はバランスを取ることが出来ます。